こんにちは。
福岡県久留米市の歯医者くろいわ総合歯科クリニックです。
 
今回は、喫煙とインプラント治療の関係についてお話しします。
インプラントは、歯ぐきを切開し、顎の骨に土台である人工歯根（インプラント体）を埋め込んで人工の歯を安定させます。
そのため、インプラント治療を行うには、健康な歯ぐきや顎の骨などの歯周組織が必要です。
ところが喫煙は、歯ぐきの健康を損なう大きな要因となります。
 
喫煙者がインプラント治療を行うためには、禁煙すべきなのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
 
 

喫煙がインプラントに与える悪影響

喫煙によって、インプラントへとおよぼされる悪影響は以下のとおりです。
 

インプラント手術の創傷が治りにくくなる

喫煙によって歯周組織に十分な栄養が行き渡らないことで、創傷の治りが遅くなります。
さらには、感染症のリスクも高くなるのです。
 

人工歯根（インプラント体）と骨の結合が阻害される

一次手術で顎の骨にインプラントの土台である人工歯根（インプラント体）を埋め込みますが、たばこに含まれる有害物質により、人工歯根（インプラント体）と骨が結合しにくくなります。
結合がうまくいかないと、人工の歯を取り付けるためアバットメントを取り付ける二次手術へと進めることができません。
インプラント治療が通常よりも長引く可能性があるのです。
 

歯周病の自覚症状に気づきにくくなる

喫煙により歯ぐきは色が悪くなるだけでなく、出血しにくくなります。
そのため、歯周病の初期症状である歯ぐきの腫れや出血といった症状が確認されにくく、歯周病が進行していても気づくのが遅れる場合があるのです。

参考：厚生労働省｜喫煙と健康　p271（3）口腔インプラント >

喫煙者のインプラント施術後の禁煙の重要性

インプラント施術後も、喫煙には注意しなければなりません。
喫煙によって歯ぐきは血行不良の状態が続き、インプラント周辺の歯ぐきは特に炎症を起こしやすくなります。
 
インプラントを導入するのであれば、長く使い続けるためにも禁煙がおすすめといえるでしょう。
 
 

インプラントの疑問はくろいわ総合歯科にご相談ください

くろいわ総合歯科クリニックでは、インプラントを希望する方に丁寧なカウンセリングを行っています。
喫煙している方や歯周病が気になる方も、インプラントを検討されている場合は一度ご相談ください。
 
当院は駐車場を完備し、お車での通院が便利な歯科医院です。

くろいわ総合歯科クリニックのインプラント >